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『“CRT”って何の略?!』 |
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栃木県民にはおなじみで、当たり前のように使っている「CRT」という略称…でも、これが何の頭文字を採ったものかまで知っている人って…少ないんじゃないでしょうか。昔の社名を知っている人でしたら、“R”と“T”は見当がつくと思いますが、“C”はいったい何から来ているのか?
じつはコレ、旧社名「株式会社ラジオ栃木」を英語表記した“Company Radio Tochigi”の頭文字をとったモノなんです。
県域テレビ放送免許の取得を目的として昭和44年7月、社名を「ラジオ栃木」から「栃木放送」に変更したのですが、このとき略称も“栃木放送”に合ったモノにしたかったようです。しかし、TBSやTBCなどは既に他局で使っていたため、適当なモノが無く…仕方なく略称だけは旧社名が由来の“CRT”を引き続き採用したそうです。
結局のところ、県域テレビ放送の免許取得は実現しませんでしたので…「栃木放送」イコール「ラジオ」ですから、CRTでも特に問題はありませんね。
【県域テレビ放送の免許についてのことは「Part.1」をご覧ください】
だから、世が世ならば「CRTテレビ」と「CRTラジオ」なんていうふうになっていたのかも!!…でも「CRTラジオ」といったら「ラジオ栃木ラジオ」と言ってることに(>_<)…別にいいんですけど。 |
(2002. 8.31/2002. 9. 7一部修正 ) |
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『県民に熱望されたラジオ局』 |
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栃木放送の本社は、宇都宮市本町にある“栃木会館”という県合同庁舎の中にあります。“本町”という町の名前からもわかると思いますが、まさに県都の中心地…周辺は栃木県庁をはじめとした官庁街の一等地です。(県総合文化センターのある場所は旧宇都宮市役所の跡地ですし、NTT東日本【旧電電公社】や旧宇都宮中央郵便局も…) CRTの会社設立時、県は当時完成したばかりだった栃木会館行政棟の最上階を本社のためにと用意しました…ということからも、県民が地元ラジオ局の開局をどれだけ待ち望んでいたかが想像できますね。
ところで、栃木会館“行政棟”というのを見て、若い年代の人たちは「アレ?何だろう」と思うかもしれません…栃木会館には現在の建物のほかに「大ホール棟」がありました。完成当時は県内屈指のホールで、CRT主催のコンサートや番組イベント・公開録音にも使われ、栃木の文化水準向上に大変貢献しました。
「県総合文化センター」のオープンに伴い大ホールは取り壊され、跡地には建て替えを予定している県庁の仮庁舎が建っています。また地下1階の小ホールも利用者減と設備老朽化のため、2004年3月で閉鎖されました。 |
(2000.10.31/2004.7.26 一部修正) |
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◆写真上/「大ホール」があった頃の栃木会館
◆写真下/現在の栃木会館(2001年11月撮影)
よく見ると…中2階に大ホールとの連絡通路の跡があります |
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『周波数別の放送…って?』 |
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栃木放送は、栃木県内を3つの電波でカバーしています。県の中央部から県南にかけては“メイン周波数”1530kHz、那須地区を中心とする県北は864kHz、そして両毛地区は1062kHzです。基本的にはどの周波数でも同じ放送が流れているんですけど、たま〜に周波数ごとで違う番組が放送されています。
例としては99年の5月から10月まで土曜日午後の3時間、両毛局では「CAM.CAM.STUDIO」、宇都宮局と那須局ではハコもの番組と「OH!マイ・アニメ」が放送されていました。他にも日曜日朝に放送されている「市民の時間」では宇都宮局・那須局と両毛局で違う内容の放送になっています。また、選挙の開票速報とか足利花火大会など特別番組のときも864kHzだけとか1062kHzだけ…なんていうのもあります。
そしてもう一つ、忘れちゃいけないのが周波数別の“コマーシャル”なんです。ドライブなどで県南や県北に行ったとき、その地域の周波数で聞くと…『あれっ?こんなCM、宇都宮局では聞いたことがないよ』というのがけっこーあるんですよ。皆さんも探してみてくださいね。 |
(2000.8.12) |
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CRT 栃木放送 サービスエリア |
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エリア内の世帯数はおよそ158万世帯、人口は468万人に及びます。CRTは発展する北関東一円に地域情報を強力に送り出す媒体です。
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県央 |
1530 |
kHz |
JOXF |
宇都宮放送局 |
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両毛 |
1062 |
kHz |
JOXM |
足利放送局 |
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県北 |
864 |
kHz |
JOXN |
那須放送局 |
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『CRTの駐車場事情…』 |
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放送局は“機動力が命”です。栃木放送にも中継車などの社用車がたくさんあります…が、CRTがあるのは街のド真ん中…栃木会館に駐車場なんてほとんどありません。ということで、本社から少し離れたところにキチンと駐車場が確保してあるんです。それはいいとして、この駐車場、とっても環境の良い場所にあるため(?)そこを利用する社員にとっては…ちょっとクセものなんです。
駐車場の中には、とても大きなイチョウの木…秋になるとスバラシイ(^・^)プレゼント“ギンナン”の実がいっぱい実ります。これが車の上に落ちてきたら…さぁ、大変(^。^) 臭くてね…。本社からけっこー距離もあるし…雨のときなどは「かわいそう」ですよ、ホントに…。 |
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(2000. 3. 8) |
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『1日の放送時間が一番短いラジオ局』 |
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CRTは現在、朝6時から翌日の朝5時まで、23時間放送を行っています。(日曜日だけは午前0時で終了) 朝の5時から6時までの1時間は放送休止なのですが、“試験放送”のかたちで音楽を流していますので事実上は“24時間放送”となっています。
すっかりこの体制に慣れちゃいましたけど、今の放送体制は平成7年7月からなんですよね。それまでは毎日朝6時から午前0時までの18時間放送でした。これは全国のAMラジオ局の中で“1日の放送時間が一番短い放送局”だったんです。今、放送時間が一番短いのはどこなんでしょうね?
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(2000. 2. 5) |
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『ニュースの原稿って…』 |
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CRTのニュースは報道部さんが担当しています。99年の4月にスタートした『CRT DAY WAVE』は、他局に自慢できるすばらしい番組です。全国や海外のニュースは、毎日新聞社や共同通信などから配信されてくるニュース原稿を使うようですが、県内のニュースは報道部の記者さんが取材をして原稿を作っています。
アナウンサーがスタジオで読むニュースの原稿を見せてもらったことがあるんですけど、縦書き・大きめの字で書かれていました。やっぱり読み間違えないよう、気を遣っているようです。
ちなみにRADIO BERRYは下野新聞社などの新聞社にニュース原稿を作ってもらって、それを読んでいるんですよ。
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(2000. 1.28) |
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『CRTのスタジオは?』 |
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栃木放送の番組を作るスタジオは、もちろん本社にあります。(そりゃそーだ!) 昔は足利の両毛支社にも立派なスタジオがあって、土曜日にはそこから“オープンスタジオ1062”などを放送してたんですけど…事務所を移転しちゃったから…一応今の両毛支社からも放送はできるみたいですが(CAM CAM STUDIOやってましたから)。
本社には4つのスタジオがあります。まずは第1スタジオ、4つの中で1番広いスタジオです…それでも入れるのは30人くらいかな。おもに収録用として使われるのですが、おま金の寄席など、リスナー参加の生放送のときにもここを使います。その隣りに第2スタジオと第3スタジオがあります。2スタは生放送専用で、おまかせワイドをはじめとする生放送のほとんどがここから発信されています。パーソナリティーが2人向き合って座れる机と番組進行を誘導してくれるコンピュータちゃん、CDプレーヤーなどが置いてあり、たった一人でも放送できるようになってます。3スタはニュース専用のとっても小さなスタジオです。この2つのスタジオがCRTの心臓部ですね。最後に第5スタジオ(4スタは無いのよ)、録音番組の収録用です。そんなに広くないし、まぁ1スタの補完的存在です。1スタに一人でポツンと座るのがイヤな人はこちらで収録してます。ニュースのとき、後ろで電話が鳴っていたりすることがたまーにあります…そういうときはスタジオではなく報道部のデスクで読んでいるんです。3スタはすぐ近くなのに(^。^)
ちなみに、那須支社や東京・大阪支社は営業関係だけの事務所で放送設備はありません。 |
(2000. 1. 8) |
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『某番組のタイトルはボクが“名付け親”なんです!』 |
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ボクの考えた番組タイトルが現在CRTで使われています。このことは1999年当時 放送されていた「WEEKEND BREEZE」という番組の中でも話されたことなので、知っている人は知っているんですけどね。半年に一度、ボクが勝手に考えて作っていたCRTのタイムテーブル案を編成制作部の●◎アナウンサーが見てくれて、そのタイトルを気に入ってくれたんです。それで編成の会議にかけたら、通っちゃった!!フツーのリスナーのアイデアを採用しちゃうあたり、頭がやわらかいんですね…(>_<) 新聞のラジオ欄に自分の考えたタイトルが載ってるのってすごくウレシイですよ!なにかあると困るのでその番組名は書きませんが、特番にも引っかからず毎週放送されている夕方の生放送ワイド番組
です。 |
(2000. 1. 8) |
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